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英日用語対訳集(Associate / Professional 共通)

教材 17 ファイルに散在する用語集を 1 ファイルに統合したものです。試験は用語が英語で出るため(日本語受験でも選択肢に英語が混ざる)、日本語概念と英語表記をセットで覚えてください。 「範囲」列: A = Associate 中心 / P = Professional 中心 / A/P = 両方。 詳しい説明は各教材の用語集・詳細解説を参照してください(このファイルは直前確認用の一覧です)。

使い方

  1. 左から右に隠して日本語 → 英語を言えるか確認
  2. 右から左に隠して英語 → 何の機能か言えるか確認
  3. 詰まった用語は該当教材の節に戻る
  4. 数値・バージョン境界は cheatsheet-numbers.md を併用

1. プラットフォーム / アーキテクチャ

日本語English一言説明範囲
データインテリジェンスプラットフォームData Intelligence PlatformDatabricks プラットフォームの現行呼称A
データレイクハウスData Lakehouseデータレイク+データウェアハウスの利点を統合。単一の信頼できる情報源A
メダリオンアーキテクチャMedallion architectureBronze → Silver → Gold で段階的に品質を高める設計。別名マルチホップA/P
単一の信頼できる情報源Single source of truthレイクハウスが目指す状態A
アカウントAccount複数ワークスペースを含む 1 エンティティA
ワークスペースWorkspaceチームが資産にアクセスするクラウド上のデプロイ環境A
DBU(Databricks 単位)Databricks Unit (DBU)処理能力の課金単位。総コスト = DBU + VM + ディスク + ネットワークA/P
汎用クラスターAll-purpose compute対話型・共有・手動終了/再起動可A
ジョブクラスターJob computeジョブ完了時に自動終了、再起動不可。非対話型に使うA/P
プールPoolアイドルインスタンス群。起動/自動スケールを高速化。アイドル中は DBU 課金なしP
SQL ウェアハウスSQL warehouseSQL 実行用コンピュート。クラシック / プロ / サーバーレスA
サーバーレスServerlessDatabricks がコンピュート層を管理。数秒起動・自動スケール。DBU に VM 込みA/P
Databricks RuntimeDatabricks Runtime (DBR)クラスター上で動くコアコンポーネント群。Apache Spark を含むA/P
実行コンテキストExecution context各言語の REPL 環境の状態A
PhotonPhotonネイティブのベクトル化クエリエンジン。SQL ウェアハウスで既定有効A/P
標準アクセスモードStandard access mode旧・共有アクセスモード(shared)P
専用アクセスモードDedicated access mode旧・シングルユーザーアクセスモード(single-user)P
きめ細かいアクセス制御Fine-Grained Access Control (FGAC)行・列・値レベルの制御。専用モードではサーバーレス上で適用P
DBFS ルートDBFS root既定の保存領域。非推奨(Unity Catalog を使う)A
ボリュームVolumeUC が管理する非表形式データの論理ストレージ。パスベースアクセス専用A/P

2. Delta Lake

日本語English一言説明範囲
Delta LakeDelta LakeParquet + トランザクションログ。Databricks の既定テーブル形式A/P
ACID トランザクションACID transactions原子性 / 一貫性 / 分離性 / 永続性A
原子性Atomicity完全に成功するか完全に失敗するかA
一貫性Consistency同時操作がデータ状態をどう観察するかの保証A
分離性Isolation同時操作が互いにどう競合し得るかの規定A
永続性Durabilityコミットされた変更は永続的A
トランザクションログTransaction log / Delta log (_delta_log)全変更の記録。コミットの原子性・バージョン管理・並行制御の基盤A
楽観的並行性制御Optimistic Concurrency Control読み取り → 書き込み → 検証とコミットの 3 段階。ロックなし・デッドロックなしA
同時変更例外Concurrent modification exception競合検出時に書き込みが失敗する例外A
書き込みシリアル化可能分離Write serializable isolation書き込みの既定分離レベルA/P
スナップショット分離Snapshot isolation読み取りの既定分離レベルA/P
タイムトラベルTime travel過去バージョンをクエリ(VERSION AS OF / TIMESTAMP AS OFA/P
スキーマ適用Schema enforcement書き込み時にスキーマを検証し要件外を弾くA/P
スキーマ進化Schema evolutionデータを書き換えずにスキーマを変更(列追加など)A/P
列マッピングColumn mappingデータを書き換えずに列の名前変更・削除P
生成列Generated column関数で列値を自動生成。マスク対象列にできない制約ありP
削除ベクトルDeletion vectors行の論理削除をメタデータで記録。行レベル並行性の前提P
行レベル並行性Row-level concurrency同一テーブルへの同時書き込みの競合を減らすP
ディープクローンDeep clone定義+データの完全独立コピーA
浅いクローンShallow clone定義のみコピーし初期データは元を参照A
変更データフィードChange Data Feed (CDF)バージョン間の行レベル変更を追跡P
アップサートUpsert一致は更新、なければ挿入。MERGE INTO で実現A/P
複数一致Multiple matchesソース複数行が同一ターゲット行に一致 → 失敗(無条件 DELETE は例外)A/P
冪等性Idempotency何度実行しても結果が変わらない性質A/P

3. Spark / PySpark / DataFrame

日本語English一言説明範囲
Apache SparkApache Spark統合分析エンジン。Databricks の基盤A/P
PySparkPySparkPython から Spark を操作する APIA/P
データフレームDataFrame名前付き列の 2 次元分散データ構造。RDD 上の抽象化A/P
RDDResilient Distributed DatasetDataFrame の基盤となる低レベル分散抽象化P
SparkSessionSparkSessionSpark 機能へのエントリポイント(sparkA/P
変換TransformationDataFrame を返す操作。遅延評価A/P
アクションAction計算をトリガーし値を返す操作(count / show / write / collectA/P
遅延評価Lazy evaluationアクションが呼ばれるまで変換を実行しないA/P
即時実行Eager executionpandas のモデル。定義時点で即実行P
不変性Immutability変換は元を変更せず新しい DataFrame を返すA/P
実行計画 / 物理プランExecution plan / Physical planCatalyst が生成する最も効率的な実行手順P
狭い変換Narrow transformation各出力パーティションが単一入力に依存。select / filter / withColumnP
広い変換Wide transformation複数入力に依存。groupBy / join / orderBy / distinctシャッフルを伴うP
シャッフルShuffleパーティション間のデータ再分配。ステージ境界を作るA/P
ジョブ / ステージ / タスクJob / Stage / Taskアクション 1 回 = ジョブ / シャッフル境界で区切る = ステージ / 1 パーティション = タスクA/P
ドライバーDriverSpark アプリを統括しスケジューリングするプロセスA/P
Executor / ワーカーExecutor / Workerタスクを実行する計算プロセス。ワーカー 1 台 = Executor 1 つA/P
Catalyst オプティマイザCatalyst optimizer統合された計画・最適化エンジン。言語間で性能差がほぼない理由P
Spark ConnectSpark Connectサーバーレスでサポートされる API 群(RDD API は非サポート)P
一時ビューTemporary viewcreateOrReplaceTempView。セッション限定、言語間でデータ共有A/P
グローバル一時ビューGlobal temporary viewglobal_temp スキーマに関連付く一時ビューA
マジックコマンドMagic command%python / %sql / %scala / %r / %mdA

4. ウィンドウ関数(Professional ① の中核)

日本語English一言説明範囲
ウィンドウ関数Window function行のグループに基づき各行の値を計算。行数を減らさないP
OVER 句OVER clauseウィンドウ仕様を関数に関連付けるP
パーティション分割PARTITION BY関数が作用する行グループを定義。省略時は全行が 1 パーティションP
並べ替えORDER BYパーティション内の行順。ランキング関数・RANGE フレームに必須P
ウィンドウフレームWindow frame集計/分析関数が作用するスライディングサブセットP
ROWS フレームROWS frame物理的な行数で境界指定。タイ行も個別カウントP
RANGE フレームRANGE frameORDER BY 値からの値のオフセット同値行をまとめるP
ランキング関数Ranking functionROW_NUMBER / RANK / DENSE_RANK / NTILE / PERCENT_RANK。ORDER BY 必須・フレーム不可P
分析関数Analytic functionLAG / LEAD / FIRST / LAST / NTH_VALUE / CUME_DISTP
集計ウィンドウ関数Aggregate window functionSUM / AVG / COUNT / MIN / MAX。フレーム指定可P
累積和Running totalROWS BETWEEN UNBOUNDED PRECEDING AND CURRENT ROWP
境界(先頭から)UNBOUNDED PRECEDINGパーティションの先頭からP
境界(末尾まで)UNBOUNDED FOLLOWINGパーティションの末尾までP

5. UDF(ユーザー定義関数)

日本語English一言説明範囲
ユーザー定義関数User-Defined Function (UDF)組み込みで表現困難なカスタムロジックA/P
スカラー UDFScalar UDF1 行 → 1 値A/P
バッチスカラー UDFBatch scalar UDF1:1 を維持しつつ行をバッチ処理。バッチ間で状態保持可P
pandas UDF(ベクトル化 UDF)pandas UDF / Vectorized UDFArrow で転送し pandas で処理。Python UDF の最大 100 倍高速A/P
UDTFUser-Defined Table Function1 行 → 複数行(複数列)A/P
UDAFUser-Defined Aggregate Function複数行 → 1 集計値セッションスコープ限定A/P
Apache ArrowApache Arrow言語をまたぐ列指向インメモリ形式。シリアライズコストを削減A/P
シリアライズのオーバーヘッドSerialization overheadJVM ⇔ Python 間のデータ移動コスト。Python UDF が遅い主因A/P
Unity Catalog 管理 UDFUnity Catalog-governed UDFUC に永続化。権限管理・共有・検出可。SQL/Python/Scala/JavaP
セッションスコープ UDFSession-scoped UDF現在の SparkSession 限定。SQL/Python/ScalaP
高階関数Higher-order function配列にラムダを適用。transform / filter / exists / forall / aggregate / zip_withP
ラムダ関数(匿名関数)Lambda / Anonymous functionx -> expr、2 引数は (acc, x) -> exprP

6. 複雑型 / 半構造化データ

日本語English一言説明範囲
構造体struct名前付きフィールドのネストしたレコード。col.field でアクセスP
配列array同型要素の順序付きコレクションP
マップmapキー・値ペアP
explodeexplode各要素を個別の行に展開。空/NULL は行が消えるP
explode_outerexplode_outer空/NULL でも NULL 行を保持P
posexplodeposexplode要素+位置(インデックス)を返すP
inlineinline構造体配列を複数列に展開P
collect_list / collect_setcollect_list / collect_set行を配列に集約(explode の逆)P
バリアント型VARIANT半構造化データ用の型。スキーマ/型変更に強いA/P
レスキューされたデータ列Rescued data column (_rescued_data)スキーマ不一致(欠落/型/大小文字)データを削除せず退避A/P

7. データインジェスト / Auto Loader

日本語English一言説明範囲
データインジェストData ingestion外部ソースから Lakehouse へ取り込む工程A/P
自動ローダーAuto Loader新規ファイルを増分・効率的に処理。cloudFiles ソースA/P
cloudFilescloudFilesAuto Loader の Structured Streaming ソース名A/P
ディレクトリ一覧モードDirectory listing modeLIST API で列挙。既定。ファイル数が多いとコスト増A/P
ファイル通知モードFile notification modeクラウドの通知サービス/キューを使う。低コスト・低レイテンシで推奨A/P
スキーマの場所Schema location (cloudFiles.schemaLocation)推論スキーマの変遷を保存。スキーマ進化に必須A/P
スキーマヒントSchema hints (cloudFiles.schemaHints)既知の型情報を明示指定してオーバーライドA/P
スキーマ進化モードcloudFiles.schemaEvolutionModeaddNewColumns(既定)/ addNewColumnsWithTypeWidening / rescue / failOnNewColumns / noneA/P
不明フィールド例外UnknownFieldException新列検出時にストリームを停止させる例外。再起動で続行P
バックフィルBackfill既存(過去)ファイルの一括取り込み。非同期実行可A/P
RocksDBRocksDBチェックポイント内のキー/値ストア。処理済みファイルを追跡A/P
COPY INTOCOPY INTOSQL でファイルを Delta へ冪等・増分ロード。既読はスキップA/P
フォーマットオプションFORMAT_OPTIONSリーダー(DataFrameReader)に渡すオプションA
コピーオプションCOPY_OPTIONSCOPY INTO の動作制御(force / mergeSchemaA
検証モードVALIDATE書き込まずに解析・スキーマ・制約を検証A
read_filesread_files()SQL のテーブル値関数。STREAM read_files(...) で Auto LoaderA/P
ストリーミングテーブルStreaming table追加専用ソースを増分・冪等に取り込む。CREATE STREAMING TABLEA/P
Lakeflow ConnectLakeflow Connectインジェスト製品群(標準+マネージドコネクタ)P
マネージドコネクタManaged connectorsソース別フルマネージド。CDC・自動スキーマ進化を内包P
厳密グロッバーStrict globber (cloudFiles.useStrictGlobber)他の Spark ファイルソースと同じ glob 動作にするA

8. Structured Streaming

日本語English一言説明範囲
構造化ストリーミングStructured Streamingバッチと同じ API で増分処理。exactly-once を保証A/P
無制限テーブルUnbounded table行が継続追記される入力テーブルという概念モデルP
チェックポイントCheckpoint (checkpointLocation)処理状態・進行状況を保存。クエリごとに別の場所が必須A/P
先書きログWrite-Ahead Log (WAL)チェックポイントと連携して処理を保証P
オフセットOffsets各マイクロバッチで処理するソース位置P
コミットCommitsどのマイクロバッチがシンクにコミットされたか。exactly-once の要P
状態Stateステートフルクエリの演算子・状態スキーマ・状態ストア内容P
メタデータMetadata一意のクエリ IDP
厳密に 1 回Exactly-once障害があっても各レコードが 1 回だけ反映A/P
少なくとも 1 回At-least-once重複の可能性がある配信保証。foreachBatch はこれのみP
冪等シンクIdempotent sinkDelta では txnAppIdtxnVersionbatchId にバインド)P
トリガーTrigger新データをチェックする頻度・方式A/P
Trigger.ProcessingTimeTrigger.ProcessingTime固定間隔マイクロバッチP
Trigger.AvailableNowTrigger.AvailableNow起動時点の全データを増分バッチ処理して停止。スケジュール実行に推奨A/P
Trigger.OnceTrigger.OnceDBR 11.3 LTS 以降で非推奨AvailableNow を使うP
リアルタイムモードReal-time mode超低レイテンシ(〜300ms)。.trigger(realTime='...')P
出力モードOutput modeappend(既定)/ update / completeP
追加モードAppend mode将来変更されない行のみ出力。結合はこれのみP
更新モードUpdate modeトリガー中に変更された全行を出力。Delta は非サポートP
完全モードComplete mode集計のみ。全結果行を毎回出力。データ増大で性能低下P
foreachBatchforeachBatch各マイクロバッチの DataFrame にバッチ関数を適用。MERGE に必須P
foreachforeach行単位のカスタム書き込み。連続処理モードで動くP
ウォーターマークWatermark遅延データを待つ閾値。古い状態を削除してメモリを制御A/P
ステートフル処理Stateful processing集計・ストリーム間結合・重複除去・transformWithStateP
ステートレス処理Stateless processing状態を持たない。全出力モードで同一挙動P
タンブリングウィンドウTumbling window重複しない固定サイズ。各行は 1 ウィンドウP
スライディングウィンドウSliding window重複可能な固定サイズ。1 行が複数ウィンドウに属すP
セッションウィンドウSession window可変サイズ。ギャップ期間の無入力で閉じるP
重複除去DeduplicationdropDuplicatesWithinWatermark()(DBR 13.3 LTS+、ウォーターマーク必須)P
変更コミットのスキップskipChangeCommitsDelta ソースの更新/削除を無視し追加のみ処理。新規ワークロードで推奨P
バックプレッシャー / バックログBackpressure / Backlog入力レート > 処理レートで未処理データが溜まる状態P
StreamingQueryListenerStreamingQueryListener進捗イベントを外部へ push。DBR 11.3 LTS 以降P
StreamingQueryProgressStreamingQueryProgress各マイクロバッチのメトリクスP
監視可能メトリックObservable metrics (df.observe)任意の名前付き集計を定義し observedMetrics から取得P

9. Lakeflow(Jobs / Pipelines / Expectations)

日本語English一言説明範囲
Lakeflow ジョブLakeflow Jobs旧 Databricks Workflows / Jobs。オーケストレーションA/P
ジョブJob調整・スケジュール・実行の主リソースA/P
タスクTaskジョブ内の個々の作業単位A/P
依存関係Dependencyタスク間の実行順序A
有向非巡回グラフDAG (Directed Acyclic Graph)依存関係の視覚表現A/P
Quartz cron 構文Quartz cron syntax詳細スケジュールの cron 記法A/P
ファイル到着トリガーFile arrival triggerUC の場所に新ファイルが届いたら起動A
テーブル更新トリガーTable update triggerソーステーブル更新で起動A
継続的トリガーContinuousジョブを常時実行。ストリームのトリガー間隔ではないA/P
修復して再実行Repair run失敗・スキップしたタスクのサブセットのみを再実行A
最大同時実行数Max concurrent runs既定 1。超過分はスキップ(キュー待ちではない)A
ヘルスルールHealth rules期間・ストリーミングバックログのしきい値P
Lakeflow 宣言型パイプラインLakeflow Declarative Pipelines旧 Delta Live Tables (DLT)。宣言的 ETLA/P
Spark 宣言型パイプラインSpark Declarative Pipelines (SDP)Lakeflow パイプラインの基盤A
マテリアライズドビューMaterialized viewクエリ結果を実体化。REFRESH で更新A/P
パイプライングラフPipeline graphコードから自動生成される依存 DAGA
期待値Expectations通過レコードに SQL ブール制約で品質チェックA/P
保持(警告)expect(warn、既定)違反も書き込み、合否件数を記録A/P
削除expect_or_drop(drop)違反を書き込み前に削除、削除件数を記録A/P
失敗expect_or_fail(fail)更新を失敗させアトミックにロールバック。メトリック記録なしA/P
違反時アクション句ON VIOLATIONDROP ROW または FAIL UPDATE。省略時は warnA/P
一括指定expect_all / _or_drop / _or_fail辞書でまとめて集合アクション。Python 限定A/P
隔離Quarantineis_quarantined フラグ列で有効/無効を分離。データを失わないP
検証テーブルValidation table行数一致・PK 一意性等を expect_or_fail で検証。オーケストレーションではないP
探索フォルダーexplorationsアドホック分析用。既定でパイプライン更新に含まれないA

10. データモデリング(SCD / CDC)

日本語English一言説明範囲
変更データキャプチャChange Data Capture (CDC)DB を「一連の変更」として扱うパターンP
CDC フィードCDC feed操作種別+データ値+シーケンス番号を持つ変更ストリームP
スナップショットSnapshot特定時点のテーブル全行。レコードレベルの変更は持たないP
緩やかに変化するディメンションSlowly Changing Dimension (SCD)上流変更を分析テーブルに適用・モデル化する方式A/P
SCD Type 1SCD Type 1上書き。最新バージョンのみ。履歴なしA/P
SCD Type 2SCD Type 2各バージョンを別行で保持。アクティブ行は __END_AT = NULLA/P
AUTO CDCAUTO CDC旧 APPLY CHANGES(構文は同一)。SCD 1/2 を自動計算P
AUTO CDC FROM SNAPSHOTAUTO CDC FROM SNAPSHOT連続スナップショットを比較して合成変更フィードを生成。Python のみP
シーケンス列Sequence column (SEQUENCE BY)単調増加・並べ替え可能型・NULL 不可。順序外イベントを正しく処理P
有効期間列__START_AT / __END_ATSCD2 の各バージョンの有効期間。シーケンス値が伝播P
履歴追跡列の限定TRACK HISTORY ON ... EXCEPT対象外列の変更は新履歴を作らず上書きP
初期ハイドレーションInitial hydration既存テーブル全体を一度だけ読み込む(ワンスフロー onceP
バイテンポラル追跡Bitemporal tracking(ベータ)業務時間+システム時間の 2 軸。__SYSTEM_START_AT / __SYSTEM_END_ATP
変更種別列_change_typeinsert / update_preimage / update_postimage / deleteP
コミットバージョン列_commit_version / _commit_timestamp変更が含まれるバージョン / コミット時刻P
ファクト / ディメンションFact / Dimension測定値の中心テーブル / 分析軸A/P
スタースキーマStar schema中央のファクトを複数ディメンションが囲む次元モデル。Gold 層A/P
サロゲートキーSurrogate key業務的意味を持たない安定した代理キー。CDC が可能にするP
非加法スキーマ変更Non-additive schema change列の名称変更・削除・型変更・NULL 許容変更。CDF で跨げないP

11. 最適化 / コスト

日本語English一言説明範囲
OPTIMIZEOPTIMIZEデータファイルを書き換えレイアウトを改善A/P
ビンパッキングBin-packing小ファイルを均等サイズに結合。べき等A/P
小さなファイル問題Small files problemファイルごとのオーバーヘッドでクエリが遅くなるA/P
Z オーダーZ-ORDER (ZORDER BY)液体クラスタリングのない Delta テーブルの多次元クラスタリングA/P
液体クラスタリングLiquid clustering (CLUSTER BY)パーティションと ZORDER を置き換え。書き換えなしでキー再定義A/P
自動液体クラスタリングAutomatic liquid clustering (CLUSTER BY AUTO)クエリ履歴からキーを自動選択。UC マネージド+予測的最適化が必要A/P
クラスタリングキーClustering keyデータを整理する基準列。最大 4A/P
強制再クラスタリングOPTIMIZE FULL全レコードを再クラスタリング。初回有効化/キー変更時に実行A/P
予測的最適化Predictive optimizationUC マネージドに OPTIMIZE / VACUUM / ANALYZE を自動実行。ZORDER は実行しないA/P
VACUUMVACUUM参照されない未使用データファイルを物理削除A/P
保持期間Retention duration (delta.deletedFileRetentionDuration)VACUUM が保持する期間A/P
データスキップData skippingmin/max 統計で不要ファイルを読み飛ばすA/P
動的ファイルプルーニングDynamic File Pruning (DFP)述語に一致しないファイル/ディレクトリをスキップA/P
低シャッフルマージLow shuffle mergeMERGE が書き換えるファイル数を減らすP
最適化された書き込みOptimized writes書き込みにシャッフルしてファイルサイズを整えるA/P
自動圧縮Auto compaction書き込みに同期的に小ファイルを結合A/P
データスキューData skew特定キーに偏り一部タスクだけ極端に長時間化A/P
スピルSpillメモリ不足でメモリ→ディスクへ退避。シャッフル中に多発A/P
概要メトリックSummary metricsステージページのタスク指標(最小/25/中央値/75/最大)A/P
アダプティブクエリ実行Adaptive Query Execution (AQE)実行時統計でクエリを再最適化。既定有効A/P
ブロードキャスト結合Broadcast (hash) join小テーブルを全 Executor に配布しシャッフルを回避A/P
コストベースオプティマイザCost-Based Optimizer (CBO)統計(ANALYZE TABLE)で結合種別・順序を最適化A/P
ディスクキャッシュDisk cache旧 Delta キャッシュ。ローカル SSD に Parquet のコピーA/P
クエリ結果キャッシュQuery result cacheSQL ウェアハウスのクラスター単位。決定論的クエリで効くA/P
Spark キャッシュSpark cache (.persist())原則避ける(誤用でメモリを食い遅くなる)A/P
デカルト結合Cartesian / Nested loop join結合条件のない総当たり。非常に高コストP
分解結合Exploding join入る行数より出る行数が明らかに多いP
範囲結合の最適化Range join optimization区間の重なり条件。手動チューニングが必要P
予測 I/OPredictive I/OBloom フィルター(非推奨)の代替P
コンピュート最適化Compute-optimizedCPU 集約。OPTIMIZE / VACUUM / ストリーミング向けP
メモリ最適化Memory-optimizedシャッフル/スピルが多い ML 向けP
ストレージ最適化Storage-optimizedキャッシュの恩恵が大きいアドホック分析向けP
自動スケーリングAutoscaling負荷に応じワーカーを動的増減A/P
自動終了Auto termination指定アイドル時間後に自動停止A/P
スポットインスタンスSpot instance余剰 VM を安価に利用。中断リスクあり。ドライバーはオンデマンドP
コスト配分Cost allocationタグ付けでチーム/プロジェクトに帰属。遡及不可P
垂直/水平スケーリングVertical / Horizontal scaling1 台を大きく / ノードを増やすP
線形スケーラビリティLinear scalabilityリソースとスループットが線形。シャッフルがあると崩れるP

12. Unity Catalog / ガバナンス

日本語English一言説明範囲
Unity CatalogUnity Catalogデータと AI の統合ガバナンスレイヤーA/P
メタストアMetastore最上位。リージョンごとに 1 つ。データ分離の既定単位ではないA/P
カタログCatalog3 階層の第 1 層。データ分離の主要単位A/P
スキーマ(データベース)Schema (Database)第 2 層A/P
3 階層ネームスペースThree-level namespacecatalog.schema.object。Hive の 2 階層と対比A/P
セキュリティ保護可能オブジェクトSecurable object権限を付与できる対象の総称A/P
プリンシパルPrincipalユーザー / グループ / サービスプリンシパルA/P
マネージドテーブル/ボリュームManaged table / volumeガバナンス+ストレージのライフサイクル両方を UC が管理。推奨A/P
外部テーブル/ボリュームExternal table / volumeガバナンスのみ UC が管理。DROP でデータは残るA/P
マネージドストレージの場所Managed storage locationマネージド資産の既定格納先。最下位の設定が優先A/P
ストレージ資格情報Storage credentialクラウドストレージへの認証情報A/P
外部ロケーションExternal locationクラウドパス + ストレージ資格情報の組み合わせA/P
使用特権Usage privilegesUSE CATALOG / USE SCHEMAそれ自体ではデータにアクセスできない前提条件A/P
権限継承Privilege inheritanceカタログ/スキーマの権限が子に自動適用。メタストアレベルは継承されないA/P
BROWSE 特権BROWSE使用特権なしでメタデータ検出・アクセス要求。All account users に付与推奨P
MANAGE 特権MANAGE所有者でなくても権限管理・譲渡・削除可。ALL PRIVILEGES に含まれないP
所有権Ownership全権限+付与+譲渡の権利。運用オブジェクトはグループに割り当てるA/P
データリネージ(系列)Data lineage列レベルまで自動追跡。全ワークスペースで集約A/P
列レベル系列Column-level lineage列単位の派生関係。テーブル名参照時のみ(パス参照は不可)P
マスクされたノードmasked node権限のないダウンストリームの表示P
影響分析 / 根本原因調査Impact analysis / Root cause analysis変更前の依存特定 / 異常から上流をトレースP
外部リネージExternal lineage外部メタデータオブジェクトで Databricks 外へ拡張P
タグTag整理・分類のキー(+値)。平文で保存。ABAC の属性A/P
管理タグGoverned tag許可キー/値と割り当て可能者を制御。ASSIGN 特権が必要P
システムタグSystem tagDatabricks 事前定義。キー/値は変更不可P
システムテーブルSystem tablessystem カタログ。読み取り専用・リアルタイム監視不可P
情報スキーマInformation schemasystem.information_schema。他と動作が異なるP
外部カタログForeign catalogLakehouse フェデレーション専用。読み取り専用P
ワークスペースカタログバインドWorkspace-catalog bindingカタログアクセスをワークスペース境界に制限P
既定のカタログDefault catalogカタログ名省略時に使われるA/P
予約カタログ__databricks_internal内部状態格納用。照会・変更・削除してはならないP
SCIMSCIMIdP からアカウントへの ID プロビジョニング。アカウントレベル推奨P

13. セキュリティ / コンプライアンス

日本語English一言説明範囲
行フィルターRow filterFALSE を返した行を除外する SQL UDF。1 テーブルに 1 つP
列マスクColumn mask元の値かマスク値を返す SQL UDF。1 列に 1 つ。戻り値型は列型と一致/キャスト可P
行レベルセキュリティRow-Level Security (RLS)表示できる行を制限する概念P
動的ビューDynamic view実行ユーザー/グループに応じて表示内容を変える UC ビューP
ABACAttribute-Based Access Control管理タグに基づき行フィルター/列マスクを一元適用P
ポリシーPolicyCREATE POLICY。カタログ/スキーマ/テーブルにアタッチP
タグ条件has_tag / has_tag_valueポリシー適用対象を決めるブール式P
一致列MATCH COLUMNS対象列を識別。最大 3 つP
除外プリンシパルEXCEPTポリシーから除外。完全なデータを見られるP
グループ判定(UC 推奨)is_account_group_member()アカウントレベルグループのメンバー判定。UC で推奨P
グループ判定(Hive 互換)is_member()アカウントレベルを評価しない。UC では使わないP
呼び出し元ユーザーsession_user() / current_user()現在のユーザーのメールアドレスP
定義者権限Definer's rightsフィルターは基本これで実行(session_user() 等は例外的に呼び出し元)P
マッピングテーブルMapping table / ACL誰がどの行にアクセスできるかをエンコードしたテーブルP
マスキングMasking機密値を REDACTED 等に置換P
カスタマーマネージドキーCustomer-Managed Keys (CMK)顧客自身のキーで暗号化を制御P
資格情報の編集Credential redactionログ・出力から機密資格情報を自動編集P
シークレットSecret資格情報を安全に格納。Spark conf / 環境変数で参照P
JIT プロビジョニングJust-In-Time provisioningSSO ログイン中にアカウントを自動作成P
個人用アクセストークンPersonal Access Token (PAT)API アクセス用トークン。レガシ(OAuth 推奨)A/P
コンプライアンスセキュリティプロファイルCompliance security profile各種フレームワークに対応した強化設定P
拡張セキュリティ監視Enhanced Security Monitoringセキュリティ異常・脅威の検出P
サーバーレス エグレス制御Serverless egress controlサーバーレスの外向き通信を制御(ネットワークポリシー)P
VNet インジェクションVNet injection独自の仮想ネットワークにデプロイP
ANSI モードANSI mode (spark.sql.ansi.enabled)有効推奨。無効だとキャスト失敗がサイレント NULL 化P

14. 監視 / アラート

日本語English一言説明範囲
監査ログAudit logssystem.access.audit。誰がいつ何にアクセスしたかP
課金対象使用状況Billable usagesystem.billing.usage。コスト監視の中心P
料金テーブルList pricessystem.billing.list_pricesusage と結合して USD 換算P
ジョブ実行タイムラインjob_run_timeline開始/終了・結果状態・終了コードP
SCD2 テーブルSlowly changing dimension (type 2)jobs / job_tasks / pipelines が該当P
結果状態result_stateSUCCEEDED / FAILED / SKIPPED / CANCELLED / TIMED_OUT 等。最終行のみ設定P
終了コードtermination_codeSUCCESS / DRIVER_ERROR / CLUSTER_ERRORP
実行種別run_typeJOB_RUN / SUBMIT_RUN / WORKFLOW_RUNP
データ品質監視Data quality monitoring旧 Lakehouse Monitoring。異常検知+データプロファイルP
異常検知Anomaly detection鮮度完全性を自動評価。インテリジェントスキャンP
鮮度Freshness最近更新されたか。異常に遅れると「古い(stale)」P
完全性Completeness過去 24 時間の書き込み行数。下限未満で「不完全」P
データプロファイリングData profiling概要統計・分布・モデル性能を時系列でキャプチャP
プロファイルメトリックテーブル_profile_metrics列×時間ウィンドウ×スライス×グループの概要統計P
ドリフトメトリックテーブル_drift_metrics分布変化を追跡P
連続ドリフトConsecutive drift直前の時間ウィンドウと比較P
ベースラインドリフトBaseline driftベースラインテーブルと比較(提供時のみ)P
スライスSlice (slicing_exprs)データの部分集合。テーブル全体は slice_key = NULLP
分析タイプAnalysis typeSnapshot / TimeSeries / InferenceLogP
母集団安定性指標Population Stability Index (PSI)数値列のドリフト指標P
SQL アラートDatabricks SQL Alerts条件成立で通知。状態は OK / TRIGGERED / ERRORP
通知先Notification destination管理者が作る再利用可能な宛先。Email/Slack/Teams/PagerDuty/WebhookP
再通知間隔Notification frequencyOK に戻るまで通知を繰り返す間隔P
クエリプロファイルQuery profileクエリの実行詳細。サーバーレスでは Spark UI の代替A/P
予約 IDreservoirIdDelta トランザクションログの一意 ID。UC の tableId とは別P

15. CI/CD / デバッグ

日本語English一言説明範囲
宣言型オートメーション バンドルDeclarative Automation Bundles旧 Databricks Asset Bundles (DAB)。YAML で IaCA/P
メイン構成ファイルdatabricks.ymlルートに1 つだけ。追加は include で参照A/P
ターゲットTargetデプロイ先環境の宣言。default: true は 1 つだけA/P
デプロイモードDeployment modedevelopment / productionA/P
プリセットPresets優先順位は個別リソース > presets > modeP
リソースResourcesjobs / pipelines / dashboards / clusters / volumes などA/P
リソースキーResource keydatabricks bundle run <key> の対象A
バンドルの一意性Bundle uniqueness名前 × ターゲット × デプロイ元 IDP
Databricks CLIDatabricks CLIREST API のラッパー。バンドルには v0.218.0 以降が必要A/P
構成プロファイルConfiguration profile (.databrickscfg)認証設定の保存単位。-p / --profile で選択A/P
OAuth U2M 認証OAuth user-to-machine対話的ログインで短命トークン。開発で推奨A/P
OAuth M2M 認証OAuth machine-to-machineサービスプリンシパルの非対話認証。自動化向けA/P
ワークロード ID フェデレーションWorkload Identity FederationDatabricks シークレット不要。CI/CD で最も安全P
サービスプリンシパルService principal自動化用 ID。本番デプロイで推奨run_asA/P
Git フォルダーGit folders旧 Repos。ビジュアル Git クライアント+APIA/P
スパースチェックアウトSparse checkoutcone パターンで一部だけ複製。作成時のみ有効化可・無効化不可A
トランクベース分岐Trunk-based branchingDatabricks 推奨のブランチ戦略P
MLOps StacksMLOps Stacksバンドル+事前構成 CI/CD+テンプレートP

特に間違えやすい「対」の用語

混同しやすい組決定的な違い
スキーマ適用 / スキーマ進化適用=書き込み時に弾く / 進化=書き換えずに変える
schemaLocation / checkpointLocation前者=スキーマの変遷を保存(進化に必須) / 後者=処理済みファイルを保存(増分再開に必須)
自動圧縮 / 最適化された書き込み前者=書き込みに結合 / 後者=書き込みにシャッフルしてサイズを整える
ZORDER / 液体クラスタリング前者=液体クラスタリングのないテーブル用 / 後者=新規テーブルの推奨。併用不可
CDF / AUTO CDC前者=変更を記録・読み取る / 後者=変更を適用して SCD を作る
Expectations / データ品質監視前者=パイプライン内のインライン品質 / 後者=テーブルの事後・継続観測
MANAGE / 所有権MANAGE は権限管理・譲渡・削除ができるが全特権は自動付与されない
USE CATALOG / SELECT使用特権は前提条件でデータアクセスは許可しない。両方必要
マネージド(テーブル)/ 「UC が管理する」前者=ストレージのライフサイクルも UC が管理 / 後者=外部テーブルも含む全登録オブジェクト
is_account_group_member() / is_member()後者は Hive 互換でアカウントレベルを評価しない → UC では使わない
ROWS / RANGE前者=物理行数(タイも個別) / 後者=値のオフセット(同値をまとめる)
Trigger.AvailableNow / 継続的(Continuous)モード前者=ストリームのトリガー / 後者=ジョブのスケジュール方式
exactly-once / at-least-onceforeachBatch後者のみtxnAppId + txnVersion で冪等化
オープン共有 / D2D 共有前者=トークン/OIDC で誰とでも(表形式のみ) / 後者=トークン不要でノートブック・モデルも共有可
クエリフェデレーション / カタログフェデレーション前者=JDBC でプッシュダウン(両側で実行) / 後者=オブジェクトストレージ直接(Databricks 上のみ

関連ファイル

ファイル役割
cheatsheet-numbers.md数値・バージョン境界の直前 1 枚
../03_associate-materials/00-index.mdAssociate 教材(用語の詳細説明)
../04_professional-materials/00-index.mdProfessional 教材(用語の詳細説明)
../05_practice-questions/確認問題(用語の使い分けを問う)
../08_mock-exam/模擬試験